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音楽

優しくないからこそ響く音楽 GRAPEVINE「ROADSIDE PROPHET」

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また最高記録を更新ですか。

ハローこんばんは、マイマイです。
今年でデビュー20周年を迎えるGRAPEVINEの新譜「ROADSIDE PROPHET」をようやく入手しました。当然初回DVD付。
更には音楽雑誌なんて商売色が強くて買わないぜ読まないぜって思ってた私が、表紙に釣られて「音楽と人」も購入してしまいました。

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イケメン!!って感じじゃないのに何でしょうねこの惹かれるカッコ良さ…笑

今回はこちらのCDのレビューなんぞをしようかなと思っております。
そもそもGRAPEVINEって何ぞや、と言う人はwikiを見て!!笑
とにかく言えることは、日本で一番、「自分達らしさ」を貫くロックバンドです。
皆で盛り上がれる曲がある訳でもなく、派手なパフォーマンスがある訳でもないのに、ただただ堅実に自分達の演奏をするだけでカッコ良いと思える不思議なバンド。

洗練されたメロディと透明感のある演奏が素晴らしい

 

前々作「Burning tree」と前作「BABEL,BABEL」が西川氏プロデュース続きで、どう転ぶか全く分からない展開の曲や独特なリズム、雰囲気の曲が多かったのですが、今回は先行シングル「Arma」に象徴されるように比較的シンプルで、メロディの良さを前面に押し出した曲が多いです。
特にここ最近は声を張り上げることなく、音域もそれ程高くないところで優しく落ち着いた声色で歌い上げる曲が増えていましたが、シンプルな展開とリズムがそれを引き立てています。
とはいえシンプル過ぎず、今までになかった電子音やクラップ音、リバースシンバル、四つ打ちのダンスビート(世間一般のとはノリが違いますが笑)などなど、挑戦している部分も各楽曲には見えます。
特に「ソープオペラ」「レアリスム婦人」辺りはライブ映えしそうですね。

基本的には田中氏の歌声を活かす為に全ての楽器が構成されているような感じで、これまでのファンにもこれからのファンにも現在のGRAPEVINEの魅力が伝わるようなさらっとした聴き馴染みの良いアルバムになっていると思います。
個人的にアルバムのカラーとして「Sing」「真昼のストレンジランド」辺りに近く、より熱量を落として聴かせる雰囲気に寄せたイメージです。くたびれた帰り道とかに聴くとめちゃくちゃグッときます笑

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散りばめられた言葉が沁みる

 

GRAPEVINEらしく今回もアップテンポな曲が全く無い上に、先述の通り優しい声色で透明感ある歌声の為に、今まで以上に歌詞に耳がいきます。
田中氏も「今回はちょっと分かり易くなってしまった」と言うように、歌詞も明確になった印象です。

『このままここで終われないさ 先はまだ長そうだ 疲れなんか微塵もない とは言わないこともないけど』(Arma)
『さあ誰を助ければ 蹴ればいいんだ 正義の味をしめれば しめれば無礼講 さあ誰を見捨てれば 救えればいいんだ』(Shame)
『もしも誰かのかすかなエコーが 聞こえたなら たまにはちょっと思い出してよ 余計な情はもういい』(Chain)
『欺くして旅路は続けられたのであった 美化した重荷と 無数のひび割れを抱えながら』(楽園で遅い朝食)

背中を押す言葉も勇気を与える言葉も賞賛もはっきりとは言わないけれども、だからこそある程度年齢を重ねて「世の中綺麗事ばかりじゃねえぞ」と何となく悟った気になっている世代にこそ沁みる歌詞が多い気がします。
あと、「Shame」みたいな明確に現代の世相を分かり易く痛烈に批判した歌詞が意外と今までなかった気がしてドキッとしましたね。

インタビューで田中氏が「例えば今の中年の方々って、しんどいじゃないですか。もういい歳にもなって、若い頃の青さなんて持てないけど、まだ死ぬには早いし、あきらめたくも無いし、人生にちょっとだけ希望も持ってる。そんな人は聴いてくれたら、グッとくるんじゃないですかね」と言っていましたが、まさにドンピシャでグッとくる音楽でした笑

特典のスタジオライブ映像が鳥肌モノ

 

正直、アルバムを聴くよりもこのDVDを見せる方が完璧にGRAPEVINEファンを増やせるのではないか、と言うくらい完璧な演奏で見ごたえ抜群です。
そのままCD音源化しても全く問題の無いような音の良さ。時折挟み込む原曲には無いアレンジ。特に「KOL(キックアウトラヴァー)」「CORE」は思わず笑みが漏れるほどカッコ良いテイクになっています。
あと18年前にリリースされた(!)「スロウ」が、以前にも増して力強くカッコ良く響くようになって前々古さを感じさせないのに驚きました。
間違いなく初回限定版が買い、ですよ!笑

インタビューの中でも「最初から20年続けようと思ってやってるバンドなんていない」と言うように、自分達らしさを常に突き進み、適度な変化を加えながらそれを全て自分達の武器に変えてきたバンドの姿はやはりとても魅力的に思えますね。
思いっきりこちらを向いて語りかけたり、優しく寄り添うような音楽では決して無いですが、だからこそ疲れた時にふと話しかけられるような適度な距離感を抱く音楽は、歳を取れば取るほど心地良く響きます。

20周年を迎えてなお挑戦し進み続けるGRAPEVINEの新譜「ROADSIDE PROPHET」、文句なくこの先何年も聞き続けられる大名盤です。

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1:Arma
2:ソープオペラ
3:Shame
4:これは水です
5:Chain
6:レアリスム婦人
7:楽園で遅い朝食
8:The milk(of human kindness)
9:世界が変わるにつれて
10:こめかみ
11:聖ルチア

GRAPEVINE Tour 2017
2017年10月5日(木)東京都 LIQUIDROOM
2017年10月7日(土)新潟県 新潟LOTS
2017年10月8日(日)長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX
2017年10月14日(土)兵庫県 Kobe SLOPE
2017年10月15日(日)静岡県 LiveHouse 浜松 窓枠
2017年10月21日(土)熊本県 熊本B.9 V1
2017年10月22日(日)鹿児島県 CAPARVO HALL
2017年10月27日(金)岡山県 YEBISU YA PRO
2017年10月28日(土)愛媛県 松山サロンキティ
2017年11月5日(日)北海道 札幌PENNY LANE24
2017年11月11日(土)岩手県 Club Change WAVE
2017年11月12日(日)宮城県 Rensa
2017年11月18日(土)福岡県 BEAT STATION
2017年11月19日(日)広島県 広島CLUB QUATTRO
2017年11月23日(木・祝)愛知県 DIAMOND HALL
2017年11月24日(金)大阪府 NHK大阪ホール
2017年11月26日(日)石川県 金沢EIGHT HALL
2017年12月1日(金)東京都 東京国際フォーラム ホールA


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